連日、グルメ本の撮影に東奔西走しております(笑)

あなたはうどん派ですか?おそば派ですか?

関東から移住してきた私からみると、岡山はうどん派が多いのかな?と感じております。四国も近いですし、クルマで走っていても「うどん」の看板はよく見かける気がします。

関東は蕎麦文化、関西はうどん文化なのかな?などと自分勝手に分析したりもしていますが、今回は先日撮影で伺った久米南町のお蕎麦屋さんのご紹介です。

 

今回のお店もお名前に特徴があります。「小川柳」さん、実は〈こせんりゅう〉と読みます。

店主の方が小川さんなので、「名前の小川に柳を付けたのかな?」と安易な発想でしたが…

よーく看板やロゴマークを見てみると!!実は「小」が小さくて「川柳」が大きく描かれています。

ここ久米南町は川柳の里として知られています。多分ですが、その辺を意識してネーミングされたのかな?と自身は納得しています(笑)⇒次、伺ったときはその辺をちゃんとリサーチしたいと思います。

撮影をさせて頂いたのは、お店一押しの天ざる。1,200円

こちらのお店のお蕎麦は十割蕎麦。今まで何度か十割蕎麦のお店の撮影に伺ったことはありますが、時間が少しでも経ってしまうとボソボソしてしまうというイメージがあり。。。

茹で上がってから撮影をして、お蕎麦を頂くまで20分くらいあったでしょうか?それでも全然ちぎれないし、しっかりと麺のコシが残っている!!凄い!

ご主人に伺ってみると蕎麦を打つ際に使われるあるものに秘密があるようです。

そのあるものとは”雄山火口”。ゆうざんかこう?学の無い私にはこうしか読めないのですが(笑)、「オヤマボクチ」と言うそうです。

アザミ類の山草で、別名ヤマゴボウと称されています。このオヤマボクチの繊維を使い、小麦粉・卵・山芋などのつなぎを一切使わずに打ったお蕎麦がこちらのお店の特徴です。

オヤマボクチの繊維は無味無臭で蕎麦の香りや味を邪魔しないので、十割ながらもコシを残しその上、本来の蕎麦の美味しさを味わえるということらしいですよ。

天ぷらも季節の野菜やエビがカラッと揚がっていてとても美味しかったです。(金時草という葉の表が緑色、裏が紫色のお野菜の天ぷらも珍しかったです)

ちなみに蕎麦粉は自家製粉で、毎週その週の分のみを曳かれているそうです。(この時はまだ田舎そば風の色の濃いお蕎麦でしたが、夏は期間限定の白い熟成そばになるようです)

こちらのご主人、竹細工も趣味でされるようお店で使われている蕎麦を盛るざるは手作りされたものだそうです。店内にはたくさんの竹細工品が展示販売されています。

 

実は私、もともと蕎麦は苦手な食べ物だったのですが、また訪れてみたいと思えるお蕎麦屋さんに出会うことができました。お近くに行かれた際は、是非《小川柳》さんのぼくちそばを味わってみてください。

 

◆店舗情報◆

そば処 小川柳(こせんりゅう)

岡山県久米郡久米南町下弓削575-1

店休日 火曜~木曜日(祝日を除く)

 

 

(53号線を岡山に向け南下、上弓削交差点の先、左側になります。手前の井内建築事務所さんの倉庫内に駐車スペースがあります)

 

 

 

 

 

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